こんにちは。
株式会社BooSTの畠山です。
令和7年1月8日(水)に長与町ふれあいセンターで講義と実技を行いました!
今回はバランス機能のトレーニングと難易度の設定方法についてお伝えしてきました。
日常的にスポーツに取り組んでいる方々ばかりだったので、バランス機能が非常に高く、目を見張る方も多くいらっしゃいました!
理学療法士にとって運動の位置付けとは?
みなさんは理学療法士にも法律があることをご存知でしょうか?
「理学療法士及び作業療法士法」の第二条第1項で理学療法の定義が規定されています。
▽条文
この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。
▽厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=80038000
理学療法士にとって運動療法は中核的治療の位置付けとなります。
養成校では運動療法の負荷量の学習は行います。
しかし、難易度に関する授業は行われない場合も多く、新卒の方が臨床で悩む原因となります。
私も新人の頃は、運動療法の難易度の設定に悩んだ経験があります。
特に集団でトレーニングを行う場合、難易度の設定に頭を抱えることも多いと思います。
今回は、講義でお伝えできなかった部分も含め、難易度の設定方法にフォーカスを当てて解説します!
運動における難易度の設定方法
まず、運動療法の原則には「過負荷の原則」という原則があります。
過負荷の原則とは、機能を向上させるには、通常の負荷よりも一定以上の負荷を加える必要がある原則を指します。
つまり、同じ負荷量でトレーニングを続けても向上効果は得られないことを意味しています。
現在の機能に比例した難易度や負荷量を設定したトレーニングをを行う必要があります。
今回は6つの方法をお伝えします。
<重錘の有無>
軽い重錘と比較して、重い重錘の方が負荷量が高い。
<環境の変化>
屋内歩行と比較して、屋外歩行の方が難易度が高い。
<支持基底面の変化>
両足でのトレーニングと比較して、片足でのトレーニングの方が難易度が高い。
<重心位置の変化>
重心が低い位置と比較して、重心が高い位置の方が難易度が高い。
<道具の使用>
道具を使用することで難易度に変化をつけることもできる。
<速さの変化>
急速な運動と比較して、低速な運動の方が難易度が高い。
このように意外と簡単に難易度は設定できます。
もし、難易度の設定でお困りの方がいれば、お気軽にお問い合わせください!
さいごに
今回、このような機会を設けて長与町の担当者には、この場をお借りして感謝申し上げます。
また、ご参加いただい方々にも感謝申し上げます。
今後も我々は長崎県の健康増進に貢献したいと考えております。
また、当社は長崎健康革命サポーター制度への登録を目指しております。
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kenkodukuri/kenkotyozyu/nagasakikennkoukakumei/
進捗がありましたら、ご報告させていただきます。