
こんにちは。
株式会社BooSTの畠山です。
皆さんはRPA(Robotic Process Automation)という単語をご存知でしょうか?
RPAとは、PCでの事務作業をロボットにより自動化するものです。
ロボットが事務作業を自動的に遂行するため、仮想知的労働者(Digital Lobor)とも呼ばれています。
私は、過疎地や離島こそITの先進地でなければならないと考えています。
しかし、五島市では、未だにITと聞くだけで拒否反応を示す方が大多数です。
今回は、当社がRPAを活用する目的を説明させていただきます。
RPAの特徴
RPAの特徴は以下の通りです。
・PC上での複数のシステムを横断した操作ができる。
・単純な反復作業を自動化することができる。
・人間がPC上で行う操作手順を記憶し、高速で正確に実行できる。
つまり、RPAは迅速で正確な作業をしてくれる1人の優秀な従業員としての位置付けになり得ます。
RPAが必要な理由
五島市の人口は、2010年が40,622名でしたが、2060年には12,685名となることが推計されています。
これは、50年で約70%も人口が減少するという計算です。
▽五島市
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s007/040/010/040/762_01_03.pdf
人口減少による働き手の不足には待ったなしの状況です。
離島で事業を継続するためには、サービスや商品の質を追求するだけでは生き残ることはできません。
もし、人材を確保することが困難な場合、人材を雇用しない方針を検討する必要があります。
しかし、医療機関や介護施設は人員基準があるため、運営するためには人材の確保は至上命題です。
株式会社BooSTでは、RPAを積極的に活用し、従業員が本来割くべき業務に集中できる環境を創出し、効率的な運営を行う方法を模索してまいります。
RPAを活用するメリット
離島でRPAを活用するメリットは、業務の効率化を図るだけが目的ではありません。
以下のようなメリットから、地理的問題を解決する糸口となると考えています。
1.経費削減

離島では、そもそも人材の確保が困難な状況です。
私は、RPAは1人の従業員だという認識として捉えています。
ロボットはミスをせずに一定の業務を完璧に行います。文句も言わずに24時間働いてくれます。残業代を支払う必要もありません。最強の人材ではないでしょうか?
限られたリソースを有効活用するためにはRPAを活用しない手はありません!
2.従業員の働き方改革

離島は人口減少だけでなく、高齢化も大きな問題です。
本年は、生産年齢人口と老年人口が並ぶことが推計されています。人材の確保は更に困難です。
RPAにより煩雑な業務を削減し、従業員がより付創造的で付加価値が高い業務に集中できる環境を整備することができると考えています。
3.人材不足の解消

先述した通り、五島市は人口減少や高齢化による人材不足が深刻な課題となっています。
RPAを導入することで、経理、在庫管理、請求業務、データ入力などの業務を自動化し、限られた人数で会社を運営できます。
4.地域医療の革新

RPAは反復的な事務作業を完璧に遂行してくれます。
これは、患者様の基本情報の整理や、スケジュール管理にも有効活用できると考えています。
弊社では、事務作業ではなく、コミュニケーションや治療に時間を割くべきだと考えております。
いいコミュニケーションは、いいサービスの提供にも繋がります。
5.地域の競争力強化

RPAを導入することで、離島であっても都市部と同水準の事務作業を行うことが可能になります。
人材不足で事務作業が滞ってしまう傾向にある過疎地や離島の課題を解決する糸口になり、お客様の満足度も向上することが期待されます。
つまり、企業の競争力が向上するため、経済の発展に寄与する可能性すらあります。
RPAはMoney Forwardの記事が非常に参考になります!
https://biz.moneyforward.com/work-efficiency/basic/5680/
さいごに
弊社がRPAを活用する最大の魅力は、お客さまとコミュニケーションを取る時間が増える点だと認識しています。
そのため、IT導入補助金を活用して、今年の春から実際にRPAを導入しようと考えています。
弊社では、今後も地域課題の解決に向けて活動をしてまいります。
求人に興味がある方はお気軽にご連絡ください!