
こんにちは。株式会社BooSTです。
今回は「蛋白質を摂取するだけでサルコペニアを予防できる?」について解説を致します。
参考文献
今回は「イチからわかる!サルコペニア Q&A」を参考にさせていただきました。
筆者は筑波大学 山田 実氏です。
リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。
https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru
はじめに
蛋白質の摂取がサルコペニアの予防に関連するという明確な医学的根拠(Evidence Based Medicine:EBM)は存在しません。
しかし、蛋白質摂取量は、筋力や身体機能と正の相関を示す報告があります。
蛋白質摂取量が0.8g/kg/day未満の場合、筋横断面積や筋力の低下と関連します。

そのため、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)などの持病がない場合は、蛋白質を積極的に摂取する必要があります。
今回は、推奨されている蛋白質の摂取量に関する情報をお伝えします。
1日の蛋白質推奨摂取量

サルコペニアの発症を予防するための蛋白質推奨摂取量をご存知でしょうか?
日本人の食事摂取基準を参照にすると以下の通りとなります。
○男性の場合
日本人の食事摂取基準では、48g/dayの蛋白質摂取量が推奨されています。
○女性の場合
日本人の食事摂取基準では、43.3g/day蛋白質摂取量が推奨されています。
上記の摂取量を下回ると有意にサルコペニアを発症するリスクが上昇するという報告があるため、食事の目安にしてください。
興味がある方は、日本人の食事摂取基準のP388〜P402を参照ください。
おわりに
サルコペニアを予防するには蛋白質を摂取することが非常に重要です。
意識的に蛋白質を摂取することで、筋力や身体機能の低下を予防することができる可能性があります。
しかし、サルコペニアの予防に関連するという明確な根拠は存在しないため、注意が必要です。
現時点では、男性は48g/day、女性は43.3g/dayを目安に摂取することをオススメします。
株式会社BooSTは合同会社MYS様と連携して訪問リハビリテーションを提供しています。

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