こんにちは。BooSTの畠山です。
今回は「フレイルの経過〜プレフレイルやロバストの段階で予防に全力を注ぐ〜」についてお話しをさせていただきます。
参考文献
今回は「イチからわかる!フレイル・介護予防 Q&A」を参考にさせていただきました。
筆者は筑波大学 山田 実氏です。
リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。
https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru
はじめに
フレイルは有害健康転帰(adverse health outcomes)に大きな影響を及ぼします。
有害健康転帰とは、転倒、入院、要介護への移行、死亡など、健康に有害となるイベンが発生することを指します。
フレイルは、身体機能が直線的に低下することはなく、段階的に低下するという特徴があるため、十分に改善する余地があります。
今回は運動器のプロフェッショナルである理学療法士がフレイルの経過にフォーカスを当てて解説します。
フレイルの経過
フレイルは以下の経過を辿ります。
・フレイル
健康と要介護の中間に位置する状態
・プレフレイル
介助を必要とせず日常生活活動(Activities of Daily Living:ADL)を遂行することができる状態
・ロバスト
身体機能や生活習慣に問題が認められない状態
フレイルは運動・食事・睡眠といった日常習慣を改善し、積極的に社会参加をして屋外で活動することで健康的な状態へと改善することが期待できます。
おわりに
フレイルは、健康 → ロバスト → プレフレイル → フレイル → 要支援 → 要介護という経過を辿り、段階的に機能が低下するという特徴があると先述しました。
有害健康転帰の発生率はロバスト<プレフレイル<フレイルと、進行度に比例して上昇します。
ロバストの段階から積極的に運動習慣を確立して貯金することが重要となります。
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