こんにちは。
株式会社BooSTの畠山です。
今回は、弊社がパーパス(purpose)を重要視する理由を説明したいと思います。
パーパスとは、「存在意義」を意味する単語です。
近年では、企業の存在意義を明確にして事業を行うパーパス経営が重視されるようになりました。
近年、単純に利益を追求するだけでは企業は評価されなくなりました。
社会的な価値を創造し、企業、顧客、従業員、地域、などのステークホルダー(stakeholder)に貢献する企業が評価されるようになっています。
弊社のパーパスを認知していただくために、今回の記事の執筆に至りました。
企業理念とパーパスの違い
企業理念とパーパスは混同されやすい単語ですが、明確な違いがあります。
○企業理念
企業の主観的な経営方針や目標を示します。
○パーパス
企業が環境、社会、地域、人、未来といった大きな枠組みの中で、客観的にどのように貢献がするかを示します。
パーパス経営の目的
私は、離島の企業だからこそパーパスを明確にする必要があると考えています。
パーパス経営を行うことで、弊社の目的を達成する糸口になると考えています。
1.お客様との信頼関係の構築
お客様にパーパスを理解していただくことで応援していただき、ファンを増やすことは企業にとって、最重要課題だと思います。
医療機関に勤務している医療従事者は、時間に追われていることが多く、落ち着いて話ができる機会がないことが課題でした。
弊社では、お客様の話を傾聴し、サービスの内容を柔軟に改善していきたいと考えております。
2.従業員のエンゲージメント(engagement)の向上
経営者と従業員の信頼関係が希薄な企業は質の高いサービスを提供することができません。
パーパスを明確にして発信することで、それに共感した人材が入社するため、質の高い従業員を確保することに繋がります。
共感の度合いが高いほど、従業員が一致団結して仕事に向き合うことができるので、目標を達成するスピードが速いことも挙げられます。
3.取引先との信頼関係の維持
パーパスに共感する取引先と信頼感関係が構築されることで、連携が強化され、質の高いサービスを提供することが可能です。
弊社のパーパスを明確にして発信することは、サービスの質の向上において重要な要素となります。
パーパスはMoney Forwardの記事が非常に参考になります!
https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/62342/
株式会社BooSTのパーパス(1)
まず、弊社は「医療費・介護保険費を地産地消する」をパーパスとして掲げます。
第8次長崎県医療計画では、一定の患者が島外へ流出している状況が課題として挙げられています。
五島市 | 上五島 | 壱岐 | 対馬 | 合計 | |
患者住所地(a) | 9,257件 | 5,098件 | 8,339件 | 6,909件 | 29,603件 |
医療機関所在地(b) | 7,599件 | 3,692件 | 6,688件 | 5,217件 | 23,196件 |
圏域内(C)=(b)÷(a) | 82% | 72% | 80% | 76% | 78% |
圏域外流出(d)=100%-(c) | 18% | 28% | 20% | 24% | 22% |
▽第8次長崎県医療計画(第2章―第6節)
https://medysis.jp/documents/healthplanning/8th/8th-42-j3.pdf
現在、五島市には、福祉用具貸与事業所が3社あります。
しかし、3社とも島外に本拠地を置いており、医療費や介護保険料が島外へ流出している現状です。
五島市に本社を置くことで、医療費や介護保険料の地産地消に繋がります。
医療費も介護保険料も税金で賄われているため、どのように考えても地元の企業にお金が落ちた方が、五島市や市民にとってもメリットが大きいことは明白です。
株式会社BooSTのパーパス(2)
また、弊社は「災害発生時に迅速に医療を提供する」こともパーパスとして掲げています。
五島市は四方を海に囲まれているため、災害発生時の医療提供体制は脆弱です。
▽第8次長崎県医療計画(第2章―第10節―1)
https://medysis.jp/documents/healthplanning/7th/7th-42-j2.pdf
地元に福祉用具貸与事業所がなければ、迅速に対応できず、命と生活を支えることは不可能です。
五島市は2023年9月7日に最大震度2の地震が発生しています。
▽五島列島近海を震源とする地震情報
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/center/783/
有事に備えて予め対策をしなければ甚大な被害を被ることは明白です。
我々は、訪問看護ステーションせいな様と提携を締結しています。
代表の岩田将吾氏はDMATの隊員として豊富な経験があります。
▽訪問看護ステーションせいな様(Webサイト)
今後も連携を強化して、五島市の有事の際に貢献・連携できる企業に成長していきたいと思います。
さいごに
パーパス経営は、弊社の存在意義を明確にして、環境や社会との共生を目指す経営方式です。
弊社も、パーパスを継続的に発信することで、ステークホルダーの皆様と持続可能な未来を創造したいと考えています。
今後も、社会や地域に必要とされる企業に成長するために、日進月歩の勢いで事業を進めてまいります。
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