
こんにちは。株式会社BooSTです。
今回は「フレイルって何ですか?〜定期的に無料診断会を開催〜」について解説を致します。
参考文献
今回は「イチからわかる!フレイル・介護予防 Q&A」を参考にさせていただきました。
筆者は筑波大学 山田 実氏です。
リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。
https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru
はじめに
みなさんは「フレイル」という言葉を耳にしたことはありますか?
五島市の取り組みの一例として、「五島市と岩谷産業株式会社との高齢者見守り・介護予防等に関する連携協定書」を締結しており、Internet of Things(IoT)技術を活用したフレイルの早期発見の実証が令和7年3月まで行われていました。
五島市でもフレイルの対策に本腰を入れ始めており、今後は確実に介護予防に重点が置かれます。
まさに地域包括ケアシステムの「自助」に該当します。
しかし、現状として「フレイル」という言葉が一人歩きをしている印象があります。
今回は、フレイルの定義と特徴について解説をさせていただきます。
フレイルとは?
フレイルは、2014年に日本老年医学会により提唱された概念です。
フレイルは「加齢に伴い生理的予備能が減少しさまざまなストレスに対する脆弱性が亢進した状態」を指します。
つまり、加齢に伴い、軽度の怪我や病気でも回復力が追いつかず、身体機能や認知機能が低下し、日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)に支障をきたしている状態と言い換えることができます。
フレイルの特徴
フレイルは、英語のfrailty(虚弱)が語源となっています。
「虚弱」と聞くと不可逆的なイメージがどうしても残ってしまいます。
以下のようなネガティブな思考に陥ることも頷けます。
「フレイルだと診断されて途方に暮れている。」
「民間の保険に加入する必要があるかな…」
「要介護状態に進行しないか不安…」
しかし、フレイルには可逆性が認められます。
つまり、フレイルは改善できます!
フレイルは要介護状態への一歩手前のイエローカードだと言えます。
しかし、一方通行で身体機能や認知機能の低下を呈するわけではありません。
医療従事者が適切な運動・栄養指導を行い、ご本人が生活習慣を改善することで、健康な状態へと改善することが期待できます。

フレイルの分類
フレイルは以下に分類されます。
○社会的フレイル
(写真)
社会から孤立している状態を指します。
令和2年度の国勢調査によると、長崎県は“単独世帯”の数が増加傾向にあります。
単独世帯の方は有害健康転帰の発生率が増加する傾向にあるため、特に注意が必要となります。
○身体的フレイル
(写真)
加齢による退行性変化で身体機能が低下している状態を指します。
40〜50代では身体機能の低下を自覚する場面は少ないと思いますが、70〜80代では身体機能の低下を自覚する場合が多くなります。
運動習慣を確立することで身体的フレイルの進行を予防することができます。
○精神的フレイル
(写真)
体調の変化や、定年退職で引きこもってしまう状態を指します。
様々なライフイベントを乗り越えるために周囲の方々のサポートが必要となります。
おわりに
フレイルは要介護状態の一歩手前の状態です。
しかし、生活習慣を改善することで、健康な状態へと改善することが期待できます。
行政や医療従事者が社会的フレイル・身体的フレイル・精神的フレイルに適切にアプローチすることで、健康寿命の延伸へと繋がります。
私も9月12日の福祉用具展示会の中でフレイルの診断を実施しようと思っております。

健康に不安がある方は是非ご参加ください。
株式会社BooSTは合同会社MYS様と連携して訪問リハビリテーションを提供しています。

五島市にお住まいの方はこちらのホームページもご覧ください。
福祉用具貸与・販売事業所 つむぎの基本情報

事業所名:福祉用具貸与・販売事業所 つむぎ
管理者:畠山 拓巳
所在地:長崎県五島市江川町10番6 202号
介護保険事業者番号:4272200991
営業時間:9:00〜18:00
休業日:土曜日・日曜日
電話番号:090-5744-2187
メール:tsumugi.2504@gmail.com
Instagram:tsumugi_.510
公式ライン:@429cwyvj