【フレイル】5分で身体的フレイルを判定〜J-CHS基準で簡単に診断〜

こんにちは。福祉用具貸与・販売事業所 つむぎです。

今回は「5分で身体的フレイルを判定〜J-CHS基準で簡単に診断〜」について解説を致します。

参考文献

今回は「イチからわかる!フレイル・介護予防 Q&A」を参考にさせていただきました。

筆者は筑波大学 山田 実氏です。

リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。

https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru

はじめに

運動器(関節、骨格筋、骨)の機能低下を表す言葉として、複数の類似する言葉があります。

しかし、医療従事者でさえ明確な違いを説明できる人は少ないのが現状です。

私も明確な違いが説明できませんでしたが、実は微妙な違いしかありません。

○サルコペニア

サルコペニアは“筋力低下”と“骨格筋量減少”の両者を合併している状態を指します。

○フレイル

フレイルは、社会的フレイル、身体的フレイル、精神的フレイルという複合的な概念です。

診断基準であるCHS(Cardiovascular Health Study Criteria)基準が身体的フレイルに偏っていたため、身体的フレイルが狭義のフレイルとして認識されるようになりました。

○ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームは、関節、筋、骨といった運動器の機能が低下した状態を指します。

図式化すると一気に理解が深まります。

いずれも運動器障害が含まれており、混同しやすため、注意が必要です。

併せて読みたい記事

↓サルコペニア・フレイル・ロコモティブシンドロームの違い〜あなたは違いを説明できる人?〜↓

また、これらの判定方法には明確な違いがあります。

今回は、身体的フレイルの評価について解説をさせていただきます。

身体的フレイルの評価

身体的フレイルはJapan Cardiovascular Health Study(J-CHS)が使用されます。

J-CHS基準は以下の項目から構成されています。

①握力低下:男性:28kg以下 女性:18kg以下

②身体活動量減少:①軽運動をしていますか? ②定期的に運動をしていますか?

※いずれも実施していないと回答があった場合は該当となる。

③体重減少:6ヶ月で意図せずに2kgの体重が減少した。

④疲労感:2週間で理由もなく疲労感が蓄積したような感覚がある。

⑤歩行速度低下:快適歩行速度が1.0m/sec以下

1〜2項目 → プレフレイル

3項目以上 → フレイル

J-CHS基準でフレイルに該当した場合、有害健康転帰(adverse health outcomes)の危険性があります。

有害健康転帰とは、転倒、入院、要介護への移行、死亡など、健康に有害となるイベンが発生することを指します。

おわりに

フレイルは要介護状態の一歩手前の状態ですが、早期発見し、運動・栄養・食事などの生活習慣を改善することで要介護状態への進行を防止することが可能です。

J-CHS基準は簡便かつ短時間でフレイルを判定することが可能です。

9月12日の無料診断会でもJ-CHS基準でスクリーニング評価を実施します。

約5分で実施できるので、たくさんの方のご参加をお待ちしております!

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