
こんにちは。株式会社BooSTです。
今回は「サルコペニアを予防する効果があるロイシンに大注目!」について解説を致します。
参考文献
今回は「イチからわかる!サルコペニア Q&A」を参考にさせていただきました。
筆者は筑波大学 山田 実氏です。
リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。
https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru
はじめに
サルコペニアは“筋力低下”と“骨格筋量減少”を合併している状態を指します。
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ダイナペニアは加齢に伴う退行性変化によって“筋力低下”を呈する状態を指します。
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この両者の概念には、血中アミノ酸濃度が低下しているという共通点があります。
アミノ酸は全部で20種類あります。

その内の9種類は体内で生成できない“必須アミノ酸”であり、食事から摂取する必要があります。
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↓アミノ酸とタンパク質を摂取するベストなタイミングは?↓

血中アミノ酸濃度が低下している方は、サルコペニアやダイナペニアの有病率が有意に高いことが報告されています。
しかし、実際は、必須アミノ酸にのみ認められる傾向です。全ての必須アミノ酸が骨格筋の状態と関連性があることはありません。
今回は、骨格筋に関連する必須アミノ酸を紹介させていただきます。
骨格筋と関連が深い必須アミノ酸

必須アミノ酸の中にも骨格筋と関連性が深いものがあります。
ロイシンの血中濃度を上昇させることで、サルコペニアもダイナペニアも有病率が低下することが報告されています。
ロイシンは分岐鎖アミノ酸(Branched-Chain Amino Acid:BCAA)に分類され、骨格筋の合成に深く関連しています。
そのため、サルコペニアやダイナペニアの予防や治療では、意識的にロイシンを摂取することが重要な課題となります。
おわりに
サルコペニアとダイナペニアは、血中ロイシン濃度が低下しているという共通点があります。
両者の治療の中核は運動療法と食事療法です。
過去の記事では男性は48g/day、女性は43.3g/dayを目安に蛋白質を摂取することをオススメしており、食事は非常に重要な位置付けとされています。
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