【サルコペニア】運動を習慣化するには段階的な対応が効果的!

【サルコペニア】運動を習慣化するには段階的な対応が効果的!

こんにちは。株式会社BooSTの畠山です。

今回は「運動を習慣化するには段階的な対応が効果的!」についてお話しをさせていただきます。

参考文献

今回は「イチからわかる!サルコペニア Q&A」を参考にさせていただきました。

筆者は筑波大学 山田 実氏です。

リンクを記載しますので、詳細を知りたい方はご参照ください。

https://www2.human.tsukuba.ac.jp/faculty_j/yamada-minoru

はじめに

高齢者の筋力向上・骨格筋増強を目的とする場合には運動を習慣化することが重要です。

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運動を習慣化するためには以下の状況に応じた関わり方が重要です。

①歩数計などの道具を活用することを提案する。

(写真)

歩数計などの道具を装着して運動することで意欲が向上し、身体活動量の増加に繋がることは珍しくはありません。

また、このような道具を装着して記録を取ることで、身体活動量を数値化することが可能となります。

日々の身体活動量を客観的に捉えることで、行動変容や目標設定に繋がる効果があります。

しかし、これだけでは運動が習慣化せずに脱落する方が一定数いることも事実です。

医療従事者の傾聴と動機付けが重要となります。

②身体活動量を記録してもらう。

(写真)

五島市では、“ぎばっと!”というアプリケーションがリリースされています。

スマートフォンにアプリをダウンロードすることで、自動的に歩行距離や歩数を記録できます。

また、血圧・体温・体重なども記録することができ、様々なイベントの情報も発信しています。

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つまり、アプリケーションで過去の記録を振り返って確認することが可能な仕組みとなっています。

しかし、運動意欲が低い方は、上記のようなアプリケーションを利用しても、運動意識が改善されない傾向にあります。

そのような方には、紙のカレンダーに歩数を記録することを推奨してください。

自分で記録を記入することで、運動への意欲やモチベーションを維持することに繋がります。

また、歩数の記録だけでなく、運動の時間や種類を記録することも提案し、様々な工夫を凝らすことで脱落させないことが重要な任務となります。

③フィードバックを行う。

(写真)

記録用紙を持参していただき、フィードバックを提供することは非常に重要な反応です。

簡単な対応でも高齢者にとっては意味のあるフィードバックになるため、運動の習慣化に貢献することになります。

おわりに

今回は運動の習慣化にフォーカスを当てて解説しました。

高齢者の運動の習慣化を目指すには、様々な工夫を凝らし、脱落させないことが重要な戦略となります。

対象者の意欲や実施状況を判断し、適切な対応をとることでサルコペニアの発症を予防できます。

株式会社BooSTは合同会社MYSと連携して訪問リハビリテーションを提供しています。

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訪問看護ステーションせいな